Xen 3.3 Feature: Stub Domains & HVM Device Model Domainのまとめ+α
今回はXen 3.3 Feature: Stub DomainsとXen 3.3 Feature: HVM Device Model Domainをざっくりまとめてみました。
Stub Domains
- Domain 0ではたくさんの仮想化に必要ないろいろなコンポーネントが動いていた
- そのため、セキュリティやスケーラビリティに不安があった
- Stub Domainは個々のコンポーネントを別々のドメインで動かすことを可能とする
See also http://www.xen.org/files/xensummitboston08/SamThibault_XenSummit.pdf
HVM Device Model Domain
- もともとioemu(改造版qemu)はDomain 0でroot権限で動作していた
- しかもDomain 0の一プロセスでしかないのでハイパーバイザが直接スケジューリングできない
- 2つの利点
- Mini-OS内の単一アドレス空間で動作するので効率的
- ハイパーバイザが直接スケジューリングできるので低遅延
- 結果
- ディスク性能がネイティブ近く
- ネットワーク帯域が今までの2倍
See also http://www.xen.org/files/xensummitboston08/SamThibault_XenSummit.pdf
おまけ:PV-GRUB & Optimized HVM Video Memory Tracking
- PV-GRUB
- 今まではDomain 0&root権限でPVゲストのmenu.lstをチェックたりブートのための初期化して危なかったけど、PV-GRUBはそれをDomain Uでできるようになったよ!
- ついでにネットワークブートもできるようになったよ!
- Optimized HVM Video Memory Tracking
See also http://www.xen.org/files/xensummitboston08/SamThibault_XenSummit.pdf